四国遍路の道

1974年からの四国霊場遍路の記録(現在は1989年アップ中)

なんでかな?(初日)GB500TT 1988/8

1988(昭和63)年夏
86年夏は北海道へツーリング。
87年夏は、中国にいた。
今回のバイクは、今までのオフロードバイクではない。
まったく違うバイクである。
ネイキッドのビッグシングルエンジン。
それが「遍路に出かけよう」と思った要因ではないだろう。
「一気に回りたい」
「掛け軸が欲しい」
二つの欲求は満たした。
なのに、遍路がしたくなった。
とにかく、遍路がしたくなった。
なんでかな?

8月10日
早朝に起きだして、午前4時30分自宅発。
雨が降っていた。
須磨−大磯フェリーの待ち時間や淡路の道でブラブラしながら走った。
四国に渡ってすぐ、愛知から徳島へ帰省中のZ400に乗った人と知り合う。
1番霊山寺まで先導してくれた。

午前8時、霊山寺着。
門前で、結願したというお爺さんに桃を戴く。
それを朝食として食べた後、8寺30分スタート。

5番地蔵寺では、また奥の院五百羅漢を訪問。
前回戴いたお守りをお返しし、新しいお守りを戴く。
ラムネを100円で買って飲む。

6番安楽寺辺りから、腹が減ったような、胸焼けするような不思議な感覚。
体調が悪いという感覚がないので、そのまま走り続ける。

9番法輪寺では、姫路から来ているという家族と一緒になる。
5日で88ヵ寺を回り終えるとか。
どうすれば回れるのか謎であるが、納経帳に朱印を戴かなければ可能か。

11番藤井寺前の店で、蒸し芋100円とジュース100円。

12番焼山寺へは、梨の木峠を越える。
道幅狭く、自動車なら離合困難な所も多いが、大いに時間短縮。
参道入り口の店で、パンと牛乳の昼食。
12番は道路補修費としてバイクなら100円を志納。

14番常楽寺が午後3時。
出発が予定よりも1時間遅れたが、かなりのハイペースで回っているのか。

朝からの雨が降り続いているためか、身体が疲れている様子。
何度か、多の車と接触しかけた。
気を付けなければと、改めて自分に言い聞かせる。

15番国分寺の後、高校生の時にお世話になった新居さん宅に寄る。
子供たちが大きくなっていた。
30分ほど話をして出発。

どこの寺だっただろう。
納経終了時刻は午後6時のはずなのに、5時半で閉まってしまう。

雨の中ではあったが、ペースは良かった。
前回は18番恩山寺で打ち止めであったが、19番立江寺まで行けた。

ラーメンライスの夕食後、午後7時30分に徳島ユースホステル着。

就寝、午後10時
本日の走行距離 231.4km
  1. 2005/06/20(月) 21:00:42|
  2. 遍路
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掛け軸の旅(六日目+α)XL250R改 1985/8

8月13日

第76番金蔵寺スタート。
昨日の、お役所仕事的な印象が拭えなかった。
午前6時50分着。
本堂と大師堂で読経の後、納経所へ足を運ぶ。
7時2分前。
納経所に人はいる。
納経を待っている人は、2〜3人いる。
それでも、7時を回らなければ納経所は開かなかった。
それで、この寺の印象が決まってしまったような気がする。

第78番郷照寺。
ここは、昨年は6日目の最初にお参りした寺である。
今回は、6日目の3ヵ寺目となった。
納経を済ませ、出発しようとしたとき、立ち転けした。
左のミラーを割ってしまった。
「これだけのことで、他の危険を回避させて戴いた」
そう思った。
モノは考えよう。
いや、お陰というべきか?
「大難を小難、小難を無難」
そう思えるようになってきていた。

後は、一日中スムーズに走った。
第85番八栗寺への裏参道を見つけるのに、今年も道に迷った。
それでも順調な方だった。

第88番大窪寺。
納経を済ませた後、飛猿閣に寄る。
掛け軸は、高野山で完成する。
その後、送るので表装をお願いした。
今年も、徳島方面への地図を戴いた。
「また来ます」
そう言って、大窪寺を後にした。

この日のここまでの走行距離
210.8km

この日は、小松島千歳ユース泊
翌日に小松島港から和歌山へ。
高野山へお礼参りし、大阪経由で神戸の自宅へ帰った。

後日、飛猿閣へ掛け軸を送り、約1カ月後に完成して送り返されてきた。
今回の目的は達成できた。

しかし、心は四国に残っているような感じがした。
  1. 2005/06/03(金) 02:52:44|
  2. 遍路
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掛け軸の旅(五日目)XL250R改 1985/8

8月12日

ラッキーなことにライトは切れていなかった。
どうやら接触が悪かっただけのようである。

第60番を飛ばして第61番香園寺から第63番吉祥寺を先に打つ。
その後、山に登る。
第60番横峰寺への林道は、今年はバイクなら上まで上がれるようになっていた。
但し、「オフロードバイク」であることを確認された。
未舗装で、かなり路面が荒れているのが理由である。
それにしても、楽になったものだ。

第66番雲辺寺を目指している途中で、今度はオイルランプが点滅。
「オイル切れか?」
不安な要素が、次々と出てくる。
それでも、何とか先には進める。

第70番本山寺到着は、午後4寺。
昨年と同じペースにもどっていた。

第76番金蔵寺は、納経時刻を2分過ぎていただけで納経してもらえなかった。
目の前で納経所が閉まっていく。
なんとなく、お役所仕事?
納経は、バイトの人がやっているとのことであった。
納得できない気持ちであるが、どうしようもない。
駐車場近くの公衆電話で海岸寺ユースホステルに電話。
今夜の宿も決まって安心。
しかし!
またもや青い巾着袋を電話ボックスに忘れかける。
二度あることは、三度ある。
改めて気を引き締める。

海岸寺ユースホステルで、同室メンバーとテレビを見ていた。
日本航空機が御巣鷹山に墜落というニュースが流れていた。
犠牲者の中に、「坂本九」という名前を見つけた。
「上を向いて歩こう」
その歌のフレーズが思い浮かんだ。
大好きな曲だった。
キャラクターも好きだった。
自分の中で、何か一つが欠け落ちた。
このユースが、忘れられないのは、そんな事件を知った所だからかも知れない。

本日の走行
219.9km
  1. 2005/06/03(金) 02:36:53|
  2. 遍路
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掛け軸の旅(四日目)XL250R改 1985/8

8月11日
0650起床
0730ユース発
少し寝過ごした・・・

第42番仏木寺前で草餅を売っていたので買う。
10個入り300円。
朝食代わりに5個食べてから出発。

第43番明石寺を過ぎた辺りから、ガソリンがリザーブになる。
しかし、休んでいるガソリンスタンドが多く、焦る。

第45番岩屋寺では、参道にかかっている札が気になる。
「気になることは、気になるほど、気になってくる」
仕事で悩みもあり、その事を指摘されているような気がした。
中学生ぐらいの姉弟が、「こんにちは」と元気良く挨拶してくれた。
それで、気が晴れるように感じた。
いつも、誰かが救ってくれる。

お参り後、参道入り口の店でお婆さんに声をかける。
顔は忘れられていたが、昨年のバラ寿司の話をすると思い出してくれた。
「いつまでも、お元気で」と心の中で祈る。

第47番八坂寺を打ち終えた後、昼食に草餅を1個食べた。

第48番西林寺まで、岩屋寺参道で声をかけてくれた中学生姉弟と会うことが多かった。
顔を見るたびに、気持ち良かった。

走っている最中に、周りにいる女の子が気になって仕方ない。
そのために、ペースも落ちる。
「これではイカン」と言い聞かせる。

今年も「レストラン臍島」は寄らなかった。
車が3台止まっていたのが目に入って、初めての時のことを思い出す。
あのバイトらしき女の子は元気なんだろうか?
またもや、女の子のことを考えている自分がいた。

第58番仙遊寺到着時には、またもや納経終了時刻の午後6時を過ぎていた。
走っている道の都合で、ここは逆打ちになった。
次に、第57番栄福寺へ行く。
ここもまた、納経時刻を過ぎていても納経してくれた。
昨年と同じである。

欲を出して、第59番国分寺を目指す。
しかし、欲を出すとろくな事はない。
財布や免許証を入れてあった青い巾着袋を落としていることに気付く。
Uターンして、栄福寺までもどるも見つからず。
ガソリンも残り少なくなってきている。
「警察へ行って、お金を借りようか?」
「今回は、ここで終わりやな」
諦めかけていた。
その瞬間、門前にいた若いアベックに声をかけられる。
「これを探してるんですか?」
二人が手にしていたのは、私の巾着袋だった!
落とした人が困っているだろうと、長い時間待っていてくれた。
心の中では、すごく感謝していた。
というよりは、嬉しいばかりで感謝の気持ちが湧いてきたのは後のことである。
ヘルメットもとらずに礼を言ってしまった。
後で後悔するも間に合わず。

辺りは既に真っ暗である。
伊予法華寺ユースに電話を入れ、泊めてもらうことになった。
途中で、バイクのライトが点かない?
切れたのか?
不安なまま、ユースにて眠りについた。

本日の走行
277.2km
  1. 2005/06/03(金) 02:36:37|
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掛け軸の旅(三日目)XL250R改 1985/8

8月10日
0600起床
0630ユース発

第31番竹林寺が今日のスタート。
門前の「ちくりん」という店でパン3個と牛乳2本の朝食。

第37番岩本寺が近づくと、また雨。
この辺りを通過するときは、3回続けて雨である。
「またか〜」
そんな感じである。
品川から来たバイクと出会い、しばらく一緒に走る。

第38番金剛福寺まで、2時間15分かかった。

第39番延光寺までは、下川口というところから県道に入る。
今までの2回も利用している県道である。
昨年と比べても道が広くなり、走りやすくなっていた。
その分、日本の原風景がまた一つ消えたようで寂しくもあった。

第40番観自在寺には、午後5寺に到着。
今年はゆっくりと納経できた。

次の札所に行くには、時間が足りない。
宇和島ユースに電話を入れ、泊まることとする。
午後7時45分、ユース着。
素泊まり予約なので、ユースのある山を下りて夕食。
気がつけば、今日は昼食を摂ってなかった。
腹ペコ。
「喫茶あんどう」でオムライスとミートスパを食べる。

本日の走行
361.4km
  1. 2005/06/03(金) 01:28:54|
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掛け軸の旅(二日目)XL250R改 1985/8

8月9日
0600起床
0630ユース発

第19番立江寺門前の店で、パン3個と牛乳を買い朝食。
豪雨になってくる。

雨の中であったが、第20番鶴林寺と第21番太龍寺を無事に打ち終える。
太龍寺が山門までバイクで行けるのは、本当にありがたい。

第23番薬王寺着。

雨が止んできた。
これから室戸に向かって海沿いを走っていくので、助かる。
途中、トンネルを抜けると突然海が眼前に広がってきた!

第24番最御崎寺着。
室戸のバス待合所でパン3個とジュース2本の昼食。

第26番金剛頂寺に行くのに、なぜか道に迷いまくる。

高知市内が近づくにつれ、渋滞。
バイクでも渋滞はつらい。

午後7寺17分、今夜の宿である高知駅前ユース着。
ミーティングで箸ケン等を行っていたが、気の合った人との話に花を咲かせる。
それが気にくわないのか、ペアレントは何を聞いても無視をする。
質問に対しても、ぞんざいな答え方。
非常に気分が悪かった。

本日の走行
308.1km
  1. 2005/06/03(金) 01:27:22|
  2. 遍路
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掛け軸の旅(初日)XL250R改 1985/8

1985年8月
通し打ちから1年が過ぎようとしていた。
その後、欲しいモノができていた。
それを手に入れるために、もう一度行くか?
そう、「四国八十八ヶ所の掛け軸」が欲しかったのです!

8月8日
何も用意していなかった・・・
午前5時10分に起きて、それから準備。
家を出たのは午前7時だった。
須磨港から淡路の大磯に渡り、淡路島を南下。
福良から鳴門港へもフェリー。
少し道に迷い、ようやく到着。

第1番札所霊山寺は、午前10時着だった。
遅い出発になってしまった。
取り敢えず、掛け軸を購入。
7,000円だった。

何となく身体が疲れているのか、少しの時間が長く感じる。

第5番地蔵寺到着後、今までの懸案事項だった「五百羅漢」を見に行く。
第5番の奥の院ということだった。
お婆さんが、五百羅漢の入り口に座っておられた。
羅漢保存のために、100円を寄付する。
交通安全のお守りを戴いた。

今日は、雨なのか晴れなのか?
カッパを着ると雨が止み、カッパを脱ぐと降り出す・・・

第10番切幡寺門前で、ふかし芋を買って食べる。
100円。

第11番藤井寺から第12番焼山寺へは梨の木峠越えで行く。
相変わらず、道のり遠し。
水流清し。
途中で、昨年と同じ店に寄る。
パンと牛乳が昼食。
第12番では、道路保存のために100円。

第15番国分寺は、来るたびにきれいになってきている?
野宿に使おうとした5年前は、無人の荒れ寺の様相があった。
土塀もボロボロな感じで、墓石も放置されていた。
住職不在で、納経はアルバイトの人というのだけは変わってない?

午後5時に第16番観音寺着。
しかし、納経所には誰もおらず、いくら声をかけても誰も出てこない。
納経は6時までなのに、どこへ行った?

第17番井戸寺を先に打ち、また観音寺にもどる。
やっと納経をしてもらえた。
しかし、何かを食べながらの納経。
ものすごく不快感を覚えたまま、寺を後にした。

徳島市内を抜け、今夜の宿に向かう。
途中で、きざみうどんと玉子丼の夕食。
気がつけば、昨年ラーメンを食べた店の向かい側だった。

徳島ユース着が、午後7時17分。

本日の走行
216.6km
  1. 2005/06/03(金) 01:26:15|
  2. 遍路
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